コラム

栃木県の貸切バス・観光バスのバス代金は全国的にみて高いのか?安いのか?

2019.2.19
  • コラム

バス代金は「一般貸切旅客自動車運送事業の運賃及び料金」というものがあり、自由にバス代金を決めれるわけではありません。この制度は平成264月に改定されました。

 

バス代金=運賃+料金

 

運賃は距離と時間、料金は特殊車両、深夜早朝、交替運転手などの割り増し部分です。

重要なのは運賃です。1キロあたりの下限運賃と上限運賃、1時間あたりの下限運賃と上限運賃がバスの大きさにより決められています。この決められた範囲の中でバス代金を算出することになります。結構手間がかかるようになりました。

 

本題ですが、栃木県のバス代の相場は他県に比べて安いのか?高いのか?

 

答えは安いと思います。

 

増加する訪日観光客の影響で大都市圏や地方空港がある県は、需要が増えバス代はこの制度導入前に比べて高くなりました。十数年前の相場を知っているものとしては、函館や金沢など新幹線が開通した都市や、訪日客が多い札幌、大阪、九州などは軒並み大幅にバス代がアップいたしました。下限で計算していてはバスの予約を受けてもらえません。昔の北海道のバス代は安かった、、、

 

栃木県はどうでしょうか?宇都宮駅まで訪日客が新幹線で来てくれればいいですが、都内や千葉県のバス会社が栃木県にお客様を運んでくれています。世界遺産日光も実際に来ているのはほとんどが、他県ナンバーのバス会社というのが現状です。栃木県内のバス会社の出番がありません。需要が伸びないのですから必然的にバス代が高くなるはずがありません。

 

バスの見積もり回答する場合、ほぼ下限運賃での回答になります。下限運賃で回答しないと仕事がなくなってしまいます。

 

いつの日か下限運賃ではないバス代金が栃木県の相場になってくれることを祈っております。

 

 

栃木バス手配センターは適法の下限運賃で見積もり回答しております。