コラム

古今東西バスガイド

2019.4.26
  • コラム

修学旅行や慰安旅行などで、旅のお供をするバスガイドさん。

実は日本発祥のサービスだって知っていましたか?

 

海外では現地ガイドが同乗するケースが多く、

バスツアーなどに同行するバスガイドは

日本ならではのサービスです。

 

最近は減少傾向にあるバスガイドですが、

旅を明るく盛り上げてくれる大切な存在として

全国各地で活躍しています。

 

また近年では、

観光施設やホテルでの支払いや人数変更の電話など、

本来旅行会社の添乗員が行なっていた業務を

バスガイドが兼務する添乗ガイドなるものも見られるようになりました。

 

バスガイドの歴史を紐解いていくと、1925年にさかのぼります。

観光案内をする知識豊富なスタッフを起用しようと、

当初は大学を卒業した男性のみが採用されていたそうです。

 

3年後の1928年には、

別府温泉で遊覧バスを運行するために

初めて女性バスガイドが起用されました。

 

女性バスガイド第一号となった村上アヤメさんは、

若い女性であったことと、七五調による観光案内で人気を博し、

現在のバスガイドのキッカケになったと言われています。

 

そこから全国にバスガイドが波及していき、

バスによる観光案内に欠かせない存在になりました。

 

芸能人でバスガイドを経験した人も多く、

歌手の八代亜紀さんがデビュー前まで

地元熊本でバスガイドをしていたことは有名なエピソードです。

 

華やかに見えるバスガイドですが、

勉強することはたくさんあります。

 

地上のキャビンアテンダントでもあり、

観光地を案内するガイドでもあるため、

 

接客や言葉遣い、身だしなみから

観光名所にまつわる知識などを

徹底的に頭に叩き込んでいます。

 

バスのバック誘導や

車内のカラオケ機器などの取扱など

業務内容は多岐にわたります。

 

みなさんの前で案内するバスガイドは

厳しい研修を乗り越えたプロでもあるのです。

 

ちなみに、少数ではありますが

全国には男性バスガイドも存在しています。

男女雇用機会均等法によって

男性も採用できるのですが、実際には多くなっていません。

 

そして、

最近は外国人旅行者の増加に伴い、

全国のバスガイドは英語を猛勉強中です。

 

訪日観光客が知りたい日本の文化や知識も交え、

外国語でも車内を明るく演出できるよう、

ベテランバスガイドも常に勉強しています。

 

時代の変化に合わせて

新しい知識を吸収していく大切さは

どの業界でも共通して重要なことです。

 

当社の無料お見積りサービスでは

バスガイドさんのご希望についてもお伺いしています。

「必要・不要」の選択項目がございますので

どちらかを選択しご連絡いただければと思います。

 

なお、その他サービスに関するご質問についても

当社では無料でお答えしていますので

サイト下部のお問い合わせフォームからご連絡ください。