コラム

意外と知らない!バス運転手の大事なお仕事

2019.4.23
  • コラム

貸切バス利用に欠かせないのが、バス運転手です。

 

当たり前のように利用していると気づきにくいですが、

実はみなさんを安全に目的地までお送りするために、

様々な見えない工夫がされています。

 

あの大きな車体を巧みに操る

プロドライバーたちの技を

ご紹介していきたいと思います。

 

バス運転手の仕事は、人々を安全に目的地に運ぶことです。

 

交通ルールを守るのは当然のこと、

乗車しているすべての方が

安全に目的地までたどり着ける工夫をしています。

 

観光バスなどの「貸切バス」は

長時間乗車することになりますから、

車酔いになってしまう危険性が高まります。

 

そのため、バス運転手は

乗客をなるべく揺らさないように配慮しています。

 

たとえば、

発進時の加速と停止時の減速は急にならないようにし、

シフトチェンジもスムーズに切り替えるようにしています。

 

カーブは特に横揺れの心配がありますので、

適切に速度調整を行いできる限り揺れないようにします。

 

よく利用する道であれば、

細かい段差やわだちなども把握しており、

なるべく揺れが少ないラインを走行するようにしています。

 

こうした運転手の技術に加えて

最近はバスの性能も上がったことで

車酔いの心配はかなり軽減されました。

 

また、貸切バスは目的地にお送りすることだけでなく、

車内で楽しく快適に過ごしていただけるよう

サービス面でも工夫をしています。

 

修学旅行など観光目的の場合は、

観光名所で速度調整をしたり添乗員やバスガイドと連携して

バス内を盛り上げることもあります。

 

逆に帰り道では、お疲れの方も多いので

少し速度を落として静かに走るなど

状況に応じた運転を意識しています。

 

もちろん道路状況によってはルートを変更し、

予定時刻どおりに到着できるよう

臨機応変に対応しています。

 

バス運転手の仕事は、バスの運転だけではありません。

 

会社によって異なりますが、乗務前には車両点検を行い、

計器やエンジンにトラブルがないか、

タイヤの空気圧に問題がないかなどを入念にチェックしています。

 

これから旅が始まるというときに、

泥まみれのバスで出迎えるなんてありえませんから

車体や車内も綺麗に掃除をしています。

 

お客様が全員降車した際には、

車内に忘れ物や異常がないかチェックし、

乗務後も車両点検を行います。

 

これも乗客であるみなさんを

安全に目的地までお送りするために

欠かせない業務になっています。

 

そんな、バス運転手にとって嬉しい瞬間は、

乗客みなさんの感謝の言葉です。

 

降りる際の「ありがとう。」と

声をかけていただけることは

運転手にとってかけがえのない喜びです。

 

乗車されるすべての人に喜んでいただけるよう

多くのバス運転手が努力しています。

 

・・・ぜひ、今度貸切バスを利用される際には

バス運転手の活躍にも注目してみてください。