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バス酔いは未然に防げる!?バス酔い対策を紹介

2019.3.18
  • コラム

バスを利用すると、困るのが車酔いです。

これが嫌でバスに乗りたがらない方も多いようです。

それまで経験がなかった人でも

一度経験してしまうと酔いやすくなる傾向があるそうです。

 

最近のバスは技術の進歩で車両のゆれが格段に穏やかになったため、

乗り心地が抜群に良くなってきました。

また、バスの車内を禁煙でご利用される方が多くなっていますので、

車内がタバコ臭いということも無くなってきました。

 

そうはいっても、絶対に酔わないとは言い切れません。

 

せっかくの旅行がバス酔いで台無しになってしまうのは

非常に悲しいことですから

しっかりとバス酔い対策をして

旅を満喫できるようにしていきましょう。

 

一般的に、車酔いする理由は4つあると考えられています。

 

1.視覚によるもの

 

進行方向と、実際に流れている景色がズレていると酔いやすくなります。

バスの座席に座っている場合、実際の進行方向は前ですが

前方は前の席の背もたれで遮られ、窓からの景色は左右に流れていきます。

 

目で見えているものと実際の動きがズレているほど

酔いやすい状況になるということです。

車内で読書やゲーム、スマートフォンの操作をすると酔いやすいのは

こうした理由からと考えられます。

 

また、太陽光の強い刺激を受けたり

日向と日陰がチカチカと入れ替わることで

車酔いが誘発される場合もあります。

 

2.嗅覚によるもの

 

車内のタバコの匂いや、排気ガスなどの

匂いで誘発される場合があります。

そこに食べ物や衣類の匂いなどが混ざることで

酔いやすい状況になります。

 

3.触覚によるもの(三半規管の乱れなど)

 

車の不規則な揺れによって、

三半規管内にあるリンパ液も不規則に揺れてしまいます。

フィギュアスケート選手がスピンをしても酔わないのは

規則的な回転をしているからです。

 

4.当日のコンディション

 

遠足が楽しみであまり眠れなかったお子さんが

車酔いしてしまうことがよくあります。

睡眠不足や空腹・満腹の状態だと

自律神経が乱れやすくなります。

 

また、皮肉なことに

(また車酔いしたらどうしよう・・・。)

という不安感が車酔いを誘発する場合があります。

 

不安やストレスも自律神経が乱す原因になり

車酔いしやすい状況を作ってしまうのです。

 

座りっぱなしによる体の硬直も

車酔いを引き起こすことがあります。

体を締め付ける服は避け、

時折ストレッチをするなどして血流を促すと

車酔いを軽減できる可能性があります。

 

これらの4つの原因をふまえて

対策をしていくことが重要です。

 

・前日はしっかりと睡眠を取る

・当日の朝食は腹8分目(空腹も満腹も避ける)

・ゆったりした服を着る

・酔い止め薬は乗車前に飲んでおく

・座席を最前列にしてもらう

・マスクをする(ニオイ対策)

・のど飴などを持参する

・乗車前や休憩中にストレッチをする

・周りの人とおしゃべりをする

・音楽を聞く

・寝てしまう

 

ただし、これらの対策をしても

酔ってしまった場合は、

無理をせず運転手や幹事さんなどに知らせましょう。

 

バス酔いしやすい人が身近にいるのでしたら

以上のような対策を提案してあげてください。

 

上手に対策を行っていき、

バス旅を満喫できるようにしていきましょう。