コラム

インバウンド需要と貸切バスの戦い

2019.5.21
  • コラム

年々日本への外国人観光客は増え続けています。

旅行目的だけではなく仕事や勉強のために日本にいる

訪日外国人の数も増加しています。

 

各メディアでは外国人観光客について連日取り上げられており、

ニュース番組では社会現象の1つとして、

バラエティ番組でも面白い企画の1つとして、

話題にのぼることが多くなってきています。

 

公共交通機関を利用する外国人が増えているわけですから

バス業界にも様々な恩恵がありそうですが、

これが一筋縄ではいきません。

 

少し前の「爆買い」が流行した頃は、

外国人旅行客はツアーで参加するケースがほとんどでした。

中国人観光客が集団でゾロゾロと移動する様子は

街なかで見かけたことがあるかもしれません。

 

現在も多少は残っていますが、

最近はWEBやSNSの情報が豊富にあるため

団体旅行やパッケージを使わない

FIT(”Foreign Independent Tour”の略)が増えています。

 

「自分の目的にあわせた旅を満喫したい!」

という観光客が増えているのですね。

 

また、東京や大阪、京都などの定番スポットだけではなく

よりマニアックでディープな場所を訪れる人も増えています。

インバウンド向けの貸切バスのニーズは

徐々に多様化しているということです。

 

そして、まだまだ大きいのは言葉と文化の壁です。

 

鉄道は英語表記とアナウンスが増えたことで

だいぶ利用しやすくなっています。

 

一方でバスの場合、

路線バスは実際の時刻表と合わなかったり

バス停の名前がわかりづらかったり

課題が多く残っています。

 

貸切バスの場合でも、

運転手や添乗員とのコミュニケーションで

スムーズとはいかない場合もあります。

 

バスガイドやツアーコンダクターの方々は

英語や中国語の勉強に必死ですが

すぐに習得できるものではないですから

対応できる人にはまだまだ限りがあります。

 

バス業界全体では、インバウンド対策は

まだまだこれからというのが正直なところです。

 

とはいえ、課題は明確なので

全国のバス会社で検討が重ねられ

解決しようと奮闘中です。

 

時代の流れに合わせた

顧客目線のサービスが求められています。